STATEMENT

私は風や光、温度といった自然の微細な現象を起点に制作しています。

それらは身体を通して経験される感覚として捉えています。

白亜地の上に透明感のある色を幾層にも重ね、

滲みや混色によって生じる偶発的な色の変化を用いて絵を描いています。

リズミカルな筆跡は制作中の身体の運動や呼吸のリズムを可視化するものです。

時間の経過とともに曖昧になる色や手ざわり、においといった感覚を再構成することで、

外界の再現ではなく、身体と世界の関係から生成される風景を探求しています。

2026.3